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よしなしごと

在宅医療で伝わりにくい言葉

患者さんに説明するときには専門用語を使わずに分かりやすい言葉で話すように、と医師は指導されます。
しかし、専門用語以外にも、医療や介護従事者以外にはあまり使われていないような言い回しもあり、つい口を突いて出てしまうんですけど、伝わりにくくて言い直したりすることがよくあります。
特に在宅医療の場で使ってしまいがちな、伝わりにくい言葉をいくつか挙げてみたいと思います。

1)ポータブル

直訳すると「携帯可能な」です。
じゃあ何が携帯可能なんだ!ということですが・・(^_^;)

病院では、レントゲンや心電図などの検査をオーダーするときに、患者さんが検査室まで行くのが難しいときに「ポータブルでお願いします」と言うと、持ち運び式の機械を病室まで持ってきて、そこで検査をしてくれます。

しかし、在宅医療の場で「ポータブル」と言うと、ほとんどの場合それは「ポータブルトイレ」のことを指しています。

b

こんな感じのが最近多くて、持ち運べるトイレをベッドの横などに置いておいて、排泄のたびごとの移動負担を軽減するものです。
ですが、いきなり「ポータブルを使いましょうか」と言われて、これが頭に浮かぶ人は少ないですよね・・。

2)尿器

もう一つ、排泄関連で・・。
読みは「ニョウキ」で、文字通り、尿を受けるうつわ。

c

つまりは「しびん」のことです。

これは、私が往診の中で無意識によく使ってしまう言葉で、患者さんから「えっ??」「何??」と何度も聞き返され、いつも反省してしまいます。
「しびん」と聞けば、イメージできない人の方が少ないものですから・・。

3)バルーン

直訳すると、ご存じ「風船」ですが・・。
これも排泄系のものを指す言葉で、本来は「バルーンカテーテル」といいます。

d

何らかの原因で排尿が難しい患者さんに、尿道から膀胱内に入れっぱなしにして尿を出すために使われる、先端に風船が付いている管のことです。
管が抜けないように、膀胱に入った管の先端の風船を写真のようにふくらませておきます。もちろん、風船をふくらませるのは管が入った後で、入れるときにはぺっちゃんこです。
しかし「バルーンを入れましょう」と言われたら、どんな大きなものを入れられるのか不安になってしまう方もいるかもしれません。

3つ全てが排泄関係の言葉になってしまいましたが、排泄をどうするかは在宅医療の中では大きなウエイトを占めているので、分かりやすくお伝えする必要があると思います。
他にもいろいろな言葉がありますので、気がついたときにまとめてみたいと思います。(自分が話の中で使わないように、という戒めのためです(^_^;))

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