2月8日に大阪、3月15日に名古屋で、日総研セミナーの講師をさせていただきました。

【病棟看護師が理解すべき小児在宅医療の実際
子どもと家族の生活を守るための退院指導・地域から病院に求められること】

というタイトルで、各回とも合計5時間もいただいての講演でした。
ご参加いただいた皆さんには熱心に聴いていただき、質問もたくさんありました。やはり、病院の看護師の皆さんは悩みながら試行錯誤されていることを痛感した2日間でした。

また今回、開催場所は大阪と名古屋でしたが、参加者の多くはそれ以外の地域から来られていて、いろんな話を伺うことができました。こちらが勉強になったこともたくさんあり、座学で一方的にお話しするだけになるよりは、休み時間などでも双方向に考えていることを話し合える時間が持てるのはいいなと、改めて思いました。

在宅医療は地域性がとても大きく、今回の内容は、私が開業してからの1年半強の間の、大阪での取り組みや周囲の様子などが元ネタの中心となりました。
大阪では、訪問看護ステーションの小児の受け入れは近年かなり進んできて、小児に訪問診療をしてくださる医師も少しずつ増え始めています。
しかし、参加者の看護師さんからは、地域によっては、小児に対して訪問看護を確保するのもまだ難しく、病院の小児科主治医も「地域に帰そう」という考えを持つことすらできないというお話もありました。

近年注目度も上がっている小児在宅医療ですが、地域差を埋めようと思うと、まだまだ足りないことがたくさんあります。
今はまだ担い手が少なく、エキスパートの方が中心で、「ちょっとやってみよう」と手を伸ばす人はそれほど多くはありません。しかし、多くの人が「ちょっとだけがんばる」ことで、少しずつでも小児在宅医療に参画してくれれば、より裾野が広がっていくのですが・・。

そのためには、「これならちょっとやってみようかな」と多くの人が思えるような仕事の形を作って、発信することが必要かなと思っています。
移転したこのブログも、新たな発信ツールとして使っていきたいと考えています。