今日は往診終了後、
「岸和田緩和ケア地域ネットワーク研究会」
という会がありました。
岸和田市では以前から、外来も往診もされている開業医の先生方がチームを組んで、24時間態勢を複数診療所で構築するというモデルを作っておられ、全国的にも注目されています。
主に成人の在宅医療をされている方と病院の方の研究会で、今日はある訪問看護ステーションの看護師さんから「小児訪問看護の実際」というお話があるということを聞き、参加してきました。
私もコメントを求められて少しお話ししたのですが、何も準備していなかったので的を射た話ができず、帰ってきてから「もっとこう言えばよかった・・」と反省しているところです(^_^;)
いろいろディスカッションもあったのですが、それはひとまず置いておいて、私が一番気になるのは。。。
今週の日曜日には、
「大阪小児在宅医療を考える会」
という会が大阪市内であり、私はこちらにも参加してきました。
こちらは病院の小児科の先生が主導で開催されているもので、多くの小児科の先生方が出席されていました。
一方で、今日の研究会は岸和田市の成人の在宅医療をされている先生方が中心です。
こういう研究会で小児の話題が上ること自体、嬉しいことだと私は思うのです。
ですが、今日の研究会には小児科の先生はほとんどおられませんでした。
病院や開業医の小児科の先生にも、在宅医療に問題意識を持っておられる方は大勢おられます。
そして、主に成人の在宅医療をされている先生にも、小児に問題意識を持っておられる方は大勢おられます。
なのに、今週開催された2つの研究会、医師の出席者層があまり重なっていないということが、小児の在宅医療が抱えている課題を物語っている気がします。
つまり、どちらからも「特殊な領域」で、なかなか狭間から抜け出せないままの状態なんです。
開業から4ヶ月と少し、当クリニックの患者さんは、だいたい小児と成人半々くらいで推移しています。
おかげで、両方の領域の方と幅広く連携をする機会に恵まれています。
まだクリニックとしては形を模索しながらという状態ではありますが、今後はこういった課題についても考えていきたいな・・と思っています。
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