7月11日から13日まで、神戸で開催された日本周産期新生児学会に参加してきた。
新生児医療の現場から離れて3ヶ月、でも何か、すごい過去のような気がするのはなぜだろう。

今回の学会は、長期フォローアップや医療倫理に関するセッションが多く組まれていて、どちらかというと急性期管理の向上に力点が置かれることの多い分野の学会にしては、ちょっと今までとは雰囲気が違った。
そして、自分がこれから在宅医療をやっていく上で参考になるような話も多く聞くことができた。


新生児科医の偉大なる先輩が、かなり以前に、

「新生児科医はfiremanであり、farmerでなければならない」

という名言を残されている。

蘇生からドタバタの急性期管理を火事場のごとくこなすfiremanの側面と、同時に長期フォローアップ、在宅医療、家族のサポートなど、まるで農場で作物を育てるような長期的視点を持つfarmerの側面。
これらを両立させる感覚と、努力が必要であると。

しかし、firemanとfarmerを両立するのは結構難しい。
firemanの側面はハデで、どちらかというと視線がそちらに向きやすい。
私もつい3年くらい前までは、完全にfiremanだったような気がする。


これからの私は、新生児から高齢者までを対象にした在宅医療をやっていきたいと思っている。
畑違いな分野への転身と多くの方から思われているが、人生の始まりから総仕上げまで、超長期的視点を持つfarmerだと考えれば、そんな違ってないでしょ?・・・って極論すぎるか?
あくまで私は、元新生児科医ということに誇りを持って、在宅医療をやっていきたいと思った学会参加でした。