7月14日〜15日の2日間、クリニックのスタッフと一緒に「第1回日本在宅医療連合学会」に参加してきました。

学会期間中の待機などでご協力いただきました皆様に感謝いたします。



この学会、以前は「日本在宅医学会」「日本在宅医療学会」という、名前を聞いただけでは「何が違うんだ?」と感じてしまうような二つの学会が存在していたのを、今年から統合して一つの学会にして開催されたのです。

実は、医学の世界ではこういった似たようなテーマの学会が(私から見れば)乱立しているところがあって、それぞれバラバラに似たような議論をしていて、効率が悪かったりするんです。

しかも、そんなにいっぱい学会があっても全部に参加することなんて不可能ですから、同じテーマの議論はできるだけ一カ所にまとめてやってほしいと思うんですよね。

その点で、今回の統合については私は大賛成というか、本当にありがたいと感じました(^^)



そして今回の学会では、当クリニックからは2つの演題を発表しました。



初日、私が「在宅医における気管切開の管理法についての全国調査」についてお話しさせていただきました。

この発表は、当クリニックを含んだ研究グループが2017年度に実施したアンケート結果について抜粋して報告したもので、アンケートの全結果についてはこちらからご覧いただくことが可能です。



そして2日目のポスター発表では、当クリニックMSWの高田が「小児在宅医療における在宅療養支援診療所の医療ソーシャルワーカーが担う役割」について発表いたしました。このポスター発表のセッションでは、小児在宅医療をテーマとした発表が集まっていて、在宅医療の従事者の間でも小児在宅医療への意識の高まりが進んでいることを実感しました。

座長を総合在宅医療クリニックの市橋亮一先生がしてくださったこともあり、市橋先生ファンの方も含めてとても多くの皆様に発表を聴いていただくことができました。(私も初めて市橋先生にお目にかかることができました(^^))



「日本在宅医療連合学会」のいいところは、ほかの学会は医師や看護師などの職種限定で行われることが多いのに対して、在宅医療に関する仕事をしている人間であれば、どんな職種でも参加して勉強することができるという点です。

当クリニックからも、医師、看護師、MSW、事務員が参加して、それぞれが自分が関心のあるセッションに参加し、大いに刺激を受けてきました。



ただ、欲を言えば、とても大規模な学会のために、同時進行の2つの内容を両方とも聴きたいと思っても、どちらかしか参加できない、といったことが起こったのが残念なところです。

在宅医療のICTによる連携が進む現在、学会もぜひオンライン配信や、後日のオンライン閲覧ができるようになり、当日参加できなかった人も含めて勉強の機会が得られるようなシステムになっていけばいいのにな・・と思いました。



ちなみに、今年のこの学会は、「日本周産期新生児医学会」と日程がまるまる被ってしまったため、病院の小児科医、特に新生児科医の先生方には参加が難しくなってしまいました。

来年度の両学会の日程は別々になっています。

「日本在宅医療連合学会」は2020年6月27〜28日に名古屋で予定されていますので、病院の小児科医、新生児科医の先生方にもぜひ多く参加していただいて、在宅医療に関わる多職種がどんなことを考えているのかを知っていただき、また一緒に小児在宅医療について考える場が持てればいいな・・と思っています。